HOME > ニュースページ > 政治 > 詳細

周永康の秘書3人党籍剥奪 周永康案の公表は?

2014年07月03日

【新唐人2014年7月3日】元政治局常務委員で政法委員会書記の周永康の歴代秘書3人が、7月2日、同時に党籍を剥奪され、司法機関に移送されました。中央軍委員会の徐才厚元副主席の失脚の発表から3日後のことでした。

 

周永康の元秘書冀文林と余剛、元警衛局参謀、談紅が7月2日、党籍を剥奪され、司法機関に移送されました。3人とも似たような罪を問われています。

 

中国メディアは名指しせずに、3人の間の関連性を指摘しています。

 

6月30日、中国共産党中央政治局は、周永康の政治盟友で元中央軍委員会の副主席、徐才厚およびその盟友や元部下である蔣潔敏、李東生、王永春に、党籍剥奪の処分を下しました。

 

米ニューヨークシティカレッジ 夏明教授

「現在出された情報から見ると、中共内部では『政治集団』として処理するでしょう」

 

複数の海外メディアによると、周永康は去年12月から取り調べを受けています。周永康一族の汚職金額は1000億元に達します。外国メデイアは、習近平当局が周永康勢力の排除を決心した原因は、王立軍の米領事館駆け込み事件によって政変計画が明らかになったからだと報じています。

 

米ニューヨークシティカレッジ 夏明教授

「薄熙来から徐才厚、周永康に至るまで、事件は中国の党、政府、政法、各部門に及んでいます。もし習近平が薄熙来、周永康案件が彼の権力の安定に影響することをすでに認識しているのであれば、もうそろそろ結論を出す時でしょう」

 

周永康が取り調べを受けてからすでに8カ月になりますが、未だに正式な発表はありません。今年6月、フランスメディアは消息筋からの情報として、周永康が取り調べで真っ先に自白したのは曾慶紅との政変計画だったと報道しました。

 

米ニューヨークシティカレッジ 夏明教授

「中国政治の特徴の1つが権力の姻戚関係です。周永康の後ろ盾はもちろん江沢民です。周永康が危機に遭った時、当然 江沢民と上海閥に助けを求めるのです。しかし習近平の権力基盤は上海閥を遥かに超えるので、習近平は江沢民の呼びかけを無視した可能性があります」

 

新唐人テレビがお伝えしました。

http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/07/03/a1120523.html  (中国語)

(翻訳/坂本 ナレーター/村上 映像編集/李)

 

 

 

トップページへ